高野山 → 紀伊半島縦断(前編になります)


2018年4月に  高野山に行きました 。(前編になります)



こんにちは、 草葉の陰 です。 


※※  実は このブログ記事を書き上げてから、 いったい何が起こったのか? 全然分かりませんが、気がついた時には記事内容の全部が消えていました。
えらいショックを受けましたが、 書いたばかりの記事を思い出しながら再度の作成をしています。 
原因が分かりませんので、同じことが起こる可能性が高いのでビクビクしています。本当に 年を喰うというのは辛いでんな。
まあ、ワ−プロの練習と前向きに考えましょう。( トホホホ、、、、 )


先日 今年になって最初の高野山に行きました。

父が亡くなってから毎年の様に年に 3回前後( 春、夏、秋と季節ごとに)高野山に行くようになりました。

別に高野山関係の信者等では無くて、ハイキングや温泉入浴を兼ねた小観光旅行になります。

私の家からは車で二時間程で高野山に着きます。 実家に寄っても三時間程度の道のりになりますので日帰り圏内です。

今回は 高野山、竜神温泉、熊野本宮大社、熊野速玉大社、そして熊野経由で吉野方面に帰ってくる紀伊半島を縦に縦断するコ−スになります。
このル−トを取りますと道路の状態が快走路が続きます。

流石に桜は殆ど終っていましたが、八重桜は未だ咲いていました。 藤の花は全行程で満開でした。
金剛峰寺の門前の枝垂れ桜も満開でした。 ( ここの枝垂れ桜は咲くのが遅いのよね。 )


金剛峰寺  2018年4月撮影 E520
金剛峰寺  2018年4月撮影 E520

 
中の橋駐車場から奥の院へ
中の橋駐車場から奥の院へ  2018年4月撮影 E520


話が長くなりますので途中で前編、後編に分けて行きます。



車では無くて 鉄道で高野山に行くのには南海電鉄になりますが、去年の台風の影響で長らく不通でした。 
不通区間は、その間はバスでの代行輸送になっていましたが、年度末に間に合わせるようにしてギリギリ3月末日に開通しました。



南海運転再開
南海運転再開

復旧が遅れたのには、『 現地が重機が入らない険しい地形だ 』との説明でしたが、線路の付け替えもしていたからのようです。


工事内容
工事内容


この南海高野線には昔に高野山まで乗車した事が有りました。 

私が世話役をして勤め先の同僚 十名ほどで高野山の宿坊に一泊した事が有りました。
行きは特急の予約ができなかったので急行で行きました( 実質は 普通電車です )。 帰りは特急が予約できたので( 南海 高野号だったかな? )座って帰れました。


高野山では以前は西の端から東の端まで歩き回った事も有りましたが、今では金剛峰寺の無料駐車場に到着してから 中の橋、奥の院の往復程度に最近は省略するようになりました。
( 歩き回るのがしんどくなってきましたよ。 )

高野山を後にして 15年前に無料化になった高野竜神ドライブウェイを南下して竜神温泉に入浴します。
竜神温泉は回数券を購入したら ¥500で入浴できます。 今迄に何冊 回数券を購入した事になるのでしょうか? 今使っているので 4冊目だったかな?

大きな浴槽には『 加水無しの源泉掛け流し 』の標示がされています。 屋根の有る露天風呂(変な表記ですな?)だけが『 お湯を循環しています 』になっていますね。


竜神温泉_元湯 2018年4月
竜神温泉_元湯  2018年4月撮影 E520

昔 有料道路だった時に高野竜神ドライブウェイを走った事が有ります。
その時には竜神温泉から高野山に向かって北上しました。
叔父の運転する車で 確か料金は ¥2,060でした。

この時は叔父たちと十津川温泉に一泊した時で、叔父が地図を見て『 十津川温泉から竜神温泉に行く国道が有るから、行ってみるか? 国道になっているから、エエ道に違いない。』との事でしたが、私の手持ちの地図には細い道しか無かったので???と思いながらも R425を十津川温泉から竜神温泉まで走りました。 
どうやら名前だけが国道に昇格したばかりだったようです。 R168から少し西に入って小さなトンネルを抜けて、広い駐車場の有る温泉宿泊施設『昴の里』の横の狭い上り坂の道を登っていきます。 ここから『いや〜んな感じがします。
それからも狭い道で、しかも朝という事も有り十津川村の中の道沿いの小さな集落から村の中心部に向かう対向車の多い事。 20台ぐらい迄で対向車の数を数えるのを止めましたが、とにかく対向車の数が多かったです。
まあ、地元民で無い観光客が 地元の住民とは逆方向に走る方が住民の方にとっては大迷惑なんでしょうけどもね。

とても狭い道で、しかも左側は谷になる崖です。 対向車が来る度に助手席の私が窓から首を出しては路肩の余裕幅を確認しながらの走行でした。

十津川村側の対向車の多さと比べると、県境の牛廻越で道路整備の黄色いトラック2台と行き違ってからの竜神村側はまるで無人のようでした。 全く車と出会わなかったのよ。

竜神村側の国道の出口(入り口)のトンネルの造りの立派な事と言ったら、それまでの道と比べたらビックリモンでしたよ。

先日 龍神村で前走車が R425のトンネル方向に左折した時には思わず声が出ましたよ。
( 兄ちゃん、情報は事前にチャンと調べとかなアカンで−!! )

竜神街道から見えるトンネルは新しくてキレイな造りで、いかにも走りやすそうな道に見えますがね、、、、。  えらいトラップですよ。

後で知りましたが、この区間の R425は日本 3大酷道の一つと言われているんですよね。

酷道の選定基準ですが 単に狭い国道なら何処にもあるでしょうが、道幅に比較すると通行する車が多かったのよ。 



さて 紀伊半島を東西に進むのには R425では無くて、南側を走っている R311をお勧めします。

『 中辺路 』と言われている道になります。 
山の稜線には世界遺産に指定されている徒歩の昔からの道。 
中腹は国道バイパスが出きるまでの昔のバス道になります。 そして、今の国道バイパスが谷底を走っている2車線の快走路になります。

今はトンネルをバンバン掘れるので谷筋に真っすぐな道路を造れるんですね。

あまりに道路状態が良過ぎて『 ネズミ取り 』も時々有りますよ。
最初に見かけた時には 真っ赤なBMWが捕まっていましたな。

私は何時も 安全運転+20km/h 程ですので大丈夫でした。

竜神温泉から R311に向かうには 竜神街道から左折・左折して和歌山県道 198号の 長−−−い『 水上栃谷トンネル 』経由で行くと 2車線の快走路です。
変に国道にこだわると、林道以下の道に突っ込んでしまいますよ−。


R311を本宮方向に走っていると、観光名所に『 牛馬童子 』が有ります。 この牛馬童子て明治時代に作られたんやね。 この辺りではつい最近の事になるんですね。 
童子像の首から先が折り取られて持ち去られていたんですが、いまだに犯人が捕まったとの記事はでまへんな。
私が行った時にはお顔が復元されていましたが、 首から上だけ色が違うのが痛々しかったですよ。
牛馬童子像は予想していたのとは違って随分と小さな像でした。


牛馬童子
牛馬童子

牛馬童子への登り口になる駐車場兼用の道の駅には『 牛馬童子まで 800m 』や『 徒歩で 20分 』の道標が有りますが、これが大嘘。 普通に歩いて片道 1時間弱も掛かりますよ。


牛馬童子まで800m
牛馬童子まで800m

私は真夏の暑い盛りに行きましたが、 汗をダラダラと流しながら歩いていて 20分を過ぎても一向に到着しません。 向こうから帰ってきた人に声をかけると『 1時間掛かりますよ−。』と答えが返ってきましたが、本当に 1時間というのは冗談では無かったです。 
実際のイメ−ジ的には箸折峠で見かけた牛馬童子口バス停への古い標識が近かったですね。

牛馬童子口 バス停への古い標識
バス停への古い標識 停留所表記

今なら道の駅の東側(車で数分の距離)の 近露(ちかつゆ)から観光用のマイクロバスが出ていて、旧バス道を牛馬童子の近くまで送ってくれます。 料金は観光案内付きと考えて良いのでしょう。
このマイクロバスは送りだけで、帰りは歩きでしたか。 こちらからも徒歩では1時間掛かりますか。
私が牛馬童子に行った時には、未だ ちかつゆ は出来ていなかったのよね。


古道歩きツア−
古道歩きツア− _『ちかつゆ』の掲示  2018年4月撮影 E520

私の従姉妹が古道歩きで、このバスを利用した事が有ると言っていましたな。
 
ちかつゆ
ちかつゆ


ちかつゆ 』は上記の南海電鉄が開発した施設で道の駅の上位互換版みたいな感じですよ。

ここでは食事のコ−ナ−がお勧め。 とにかく田舎の中にあっても極普通の食事が、普通の値段、普通の味で出てきます。

お土産には ちかつゆ 』内の駄菓子屋 ちかつゆ本舗 』での買い物がお勧めです。
ここで何時も『 有田好み 』¥570 を複数購入して帰ります。
後は『 二度漬け割れせんべい 』¥550 も定番ですな。

ただし税込みの値段は少し高目( + ¥30程 )。 施設代のお布施と思ったら良いでしょうね。
『 有田好み 』は製造元のオリジナル商品は見つけられましたが、 二度漬け割れせんべい 』の方はオリジナル商品が見つけられませんわ。 日本全国に 良く似た商品は本当に数多いのですが、ここのと同じ品物の 二度漬け割れせんべい 』は未だに見つからないのよ。


有田好み_ちかつゆ版_¥570
有田好み_ちかつゆ版_¥570_『ちかつゆシ−ル代で値段が高目!

今年最初に寄ってみて去年から変わっていて驚いたのが、『ちかつゆ』のお土産屋の店舗の建物が一棟減っていた事です。  二棟のお土産屋が一棟に統合されていました。

『 何か変やな−。』と思ったら、西側の建物が無くなっていました。
私の母が最初に気付いて、『 建物が無くなっている。』と私に知らせてくれました。


建物跡_アスファルトで覆われています
建物跡_新しいアスファルトで覆われています  2018年4月撮影 E520

一棟分を潰して空けた場所で駐車場を拡げるみたい。 建物跡の新しいアスファルトの匂いがプンプンしていましたよ。
まだ新しい建物だったので勿体ないですな。

 ちかつゆ 』での昼食を終えて、道なりに R311を東に進んで行くと湯の峰温泉川湯温泉 との分かれ道が過ぎて行きます。

この二つの温泉は日本でも最古級の古くから知られた温泉になります。

そして、湯の峰温泉川湯温泉のバイパスとなる大日山トンネルを抜けるとR168に突き当たります。
出口すぐが T字路になっているトンネルの出口を真っすぐに進んでしまうと熊野川に転落してしまいますよ−。 車では突破できないコンクリ−トブロックは有りますけどね。

湯の峰温泉には安い立ち寄り湯が在りますよ。


湯の峰温泉
湯の峰温泉_公衆浴場 大分と以前の写真ですがね_広角レンズの歪みが目立ちますな。

ここの温泉は確かに安いんですが、まるで終戦直後の風呂屋のようですよ。 
まともに使えるカランが有りません。( 私が入浴した時には殆どのカランが壊れていました )  シャワ−も無いんですよね。
( もっとも私は終戦直後の風呂屋は知りませんよ。 あくまでイメ−ジね。 )
私が入浴した時に一緒になった和歌山市から来たというバイク乗りのおっちゃんは『 ここはお気に入りなんですよ。』と言っていましたが、設備のボロさ加減は気にしてないようでした。
そう言えば、湯の峰温泉の紹介記事はお湯の事をほめてばかりで、設備のボロさを指摘している記事は webも含めて目にした事が無いですな。 これは言ってはいけない事なんでしょうかね?

温泉街の南側の入り口には温泉街共用の無料駐車場も完備してます。

湯の峰温泉川湯温泉を通るのは R168の旧道になります。
ここは日本で一番長い距離を走る路線バスが走っていますよ。


八木新宮バス
八木新宮バス

旧道は見通しの悪いクネクネ道の区間ですが、路線バスも通っているぐらいですから普通に走れますよ。
旧道を先程の湯の峰温泉の北に進むと、 熊野本宮大社の少し南側に出てきます。

大日山トンネルを抜けて R168を北上して行きますと、いよいよ目的地の熊野本宮大社に行き着きます。

熊野本宮大社
最初に行った時には車を本宮大社の南隣の郵便局の駐車場に停めましたが、今は道路の向かい側に広い無料駐車場が在ります。
そういえば郵便局も新しくキレイになってます。

新しくできた施設は 和歌山県世界遺産センタ−と言うんですか。
この前の台風の時には出来たばかりのこの施設もえらい事になってましたな。

熊野本宮大社の長めの石段を登って行きましょう。
ここに来るたんびに 私の母は『 これぐらいの石段は登れるよ! 』と石段の段数を数えながら 元気モリモリと登って行きます。
私は後ろから追いかけて行きますよ−。

熊野本宮大社から R168を南側に向かいますと小一時間で新宮の街に着きます。
道路の整備が走る度に進んでいますね。
  熊野速玉大社
新宮市街の外れ、県境の橋の手前になります。
駐車場は少なめですが、もちろん無料です。

見どころは少ないのであまり長居はできませんね。
今回は駐車場が満車でしたが、少し待っていると直ぐに空いてきますので車を停める事ができました。

今日は駐車場に入る時に観光バスが 1台駐車場から出てきました。
そしてお参りを済ませて帰る時には新たに観光バスが 3台も停まっていました。
今日は繁盛していましたな。 観光バスが来る事が予め分かっていたんでしょうか? 出店が出ていましたよ−。



前編をこの辺りで終っときます

再度の記事の作成をするのはしんどかったです。 初めに作成した記事よりも大分と短めになってしまいました。


お付き合いくださり ありがとう。     では、 また 宜しくね。

四苦八苦、宵の夢