無線用PCに使っている ThinkPad トラックポイント・キーボード の Enterキ−の動作が部分的に渋くなっていた。
こんにちは、 草葉の陰 です。
以前にこのブログで紹介したディジタル通信時に使用しているキ−ボ−ドの Enterキ−がキ−トップの右側部分をタイピングした時にキ−入力の取りこぼしが顕れた。
Enterキ−のキ−トップの左側部分( ⇦Enter の印刷の辺り )をタイピングした時は従来通りにキ−入力ができているが、右側部分( 印刷の無い所 )を押した時には取りこぼしが顕れて、キ−を押す力を強く入れなければキ−入力できなくなっていた。
ThinkPad トラックポイント・キーボード Enterキ−の動作が渋くなっていた。 |
今日( 今、このブログを書いている時ね。)になって気付いたが、数日前から症状が現われていたようだった。
( キ−入力が何かタイミングが悪いような気がしだしていた。 )
先程 Enterキ−の 左側部分、右側部分に分けてキ−トップの押す場所を気持ちズラして押してみたら、極端に動作が別れて右側を押した時にキ−入力の取りこぼしが顕れた。
『 弱ったな−。 』と言う訳で、初めはキ−ボ−ド全体をバラしてスイッチ部分全体を掃除をしてみるつもりになったが、作業量が多くなり本当に面倒くさいので、とにもかくにも先に Enterキ−部分だけのキ−トップを外してスイッチ部分をみて見ることにした。
キ−トップを外す チョット乱暴なやり方ですね。 |
そんなにスイッチの動作に影響を与える程の埃を噛んでいるような様子は無くて、細かい埃だけだった。
でも、目で見るのとは違って、写真に撮ると埃がたくさん見えますな−。
どうやら埃が原因では無くて、スイッチの動作が渋くなっているのかな? ちなみに指でスイッチ部を押してみても普通に動いています。 う−−−ん、 後少しだけキ−トップのストロ−クが有れば何とかいけそうですな。
スイッチ部分 金属棒の左側をキ−トップをはめる前に一番最後に調整してます。 ル−ペとピンセットを使っての作業です。 キ−トップを外す時に左側が穴から外れた? |
上記に書いたようなキ−ボ−ド全体をバラす前に、 最初に Enterキ−部分だけのキ−トップの見かけの厚みを増して、スイッチ部分を押す部分の厚みを少しだけ増してキ−トップのストロ−クを増してみることにした。
これで症状が改善したら儲け物です。 思ったら行動、先ずはやってみましょう。
少しだけ厚みを増す為に適当なものは無いかとジャンク箱を見回したら、銅箔テ−プが見つかったので 5mm角に銅箔テ−プを切り取って、 Enterキ−のキ−トップの裏側 … スイッチユニットに当たる部分に貼り付けて様子を見ることにしました。
ここで銅箔テ−プを使ったのは、あくまでも適度な固さが有ることが必要なので、導電性うんぬんは全く関係ありません。 PC関係で良く使われているポリイミドテ−プでも良いでしょう。(こちらの方が入手性は悪いか?)
銅箔テ−プ この固めの適度な厚みが欲しいの。 |
この銅箔テ−プはテレビのリモコンの動作が渋くなった時に威力を発揮しましたよ。 netではリモコンの『 基板のスイッチ部分を鉛筆でカ−ボンを塗るとリモコンが復活する 』と良く書かれていましたが、そんな手を取っても再び直ぐにダメになってしまいました。 その時にリモコンの導電ゴムスイッチ部分にこの銅箔テ−プを貼り付けたら、基板との接触不良はバッチリ改善できていましたよ。 このやり方で何台もリモコンを修理していましたな。
キ−トップ裏側に銅箔テ−プを貼り付ける … もう一回り小さくても良かったか? ん?写真の上下が逆に撮っていましたな。 |
『 ビンゴ! 』
Enterキ−の 左側部分、右側部分関係無くサクサク入力が効くようになった。
ただし、キ−トップの厚みが増したからか? それともキ−トップ部分に銅箔テ−プが貼って有る為か? キ−をタイピングした時の音が Enterキ−だけが 鈍い音になってしまった。
→ キ−トップに噛み合うガタ止めのスイッチ部の金属棒を少しだけ調整したら、タイピングした時の音が殆ど元に戻ったような感じまでになりました。
どうやらキ−トップを外す時に少し曲げてしまったのか? 上のスイッチ部分の写真で見ると金属棒の左側が金具から外れかけていますな。 キ−トップを嵌める時には金具の穴に戻すようにはしていましたが、キ−トップ部の動作時に微妙なテンションの違いが有ったようです。
( ただの針金やと思っていましたが、えらく微妙な物なんですね。 こんな物でもノウハウが色々と有るんでしょうな。 )
暫く様子を見ていて、同じ症状が再び現われるようならば今回の応急処置では無くて、最初に予定したようにキ−ボ−ドをバラしてスイッチ部分を全体に掃除をしてみる事にします。
お付き合いくださり ありがとう。 では、 また 宜しくね。