今迄私が知らなかった ドイツのBURO DARC のQSL印刷から転送サ−ビスまで 。
こんにちは、 草葉の陰 です。
先日 JARLより12月分のQSLカ−ドが届きました。
この中に ドイツからのQSLカ−ドに QRコ−ドが印刷されていたのが 3枚有りました。
表のデザイン面は色々と変化に富んでいましたが、デ−タ−面が同じ様式で統一されていました。
『 なんじゃいな? 』と興味を持ちましたので少し調べてみましたら、とんでもない事が分かりましたよ。
一言で言えば ドイツのBURO DARC の商売なんですね。
単なる転送作業だけでは無くて QSLカ−ドの印刷、販売。 更にはそこから進んで ADIFデ−タ−を受け付けての印刷から転送作業までの省力化と言うんですかね。
転送作業の革命ともいうべき可能性が込められていますね。
日本のJARLもここまでの『 商売気を出したらエエんじゃないかな? 』 と思いましたよ。
お堅いとのイメ−ジが有るドイツでここまでできるんですね。
まずは今回調べる切っ掛けとなったQSLカ−ドです。
なんにでも疑問を持って調べて行きましょう。 頭の体操ですよ。
デ−タ−面の様式が 同じ |
印刷様式が全く同じです。
QRコ−ドの位置、大きさが全く同じです。
QSLの印刷ソフトを配布して各個人が各々お家で印刷したとはとてもじゃないけど思えませんね。
どう見ても一ヶ所でまとめて印刷していますね。
デザイン面です。 色々変化に富んでいます。 |
ここで 更に今回届いたカ−ドを調べてみるとデ−タ−面の印刷が同じ書式と思われるカ−ドがドイツの局を主にして沢山見つかりました。
こちらの書式のカ−ドは見覚えがあるので かなり以前からもらっていたと思います。
今迄は単に『 同じQSL印刷ソフトを使っているのだろう。 』と思っていましたが、 まさかドイツのBURO DARC の商品とは考えていませんでした。
同じデ−タ−面印刷のQSLカ−ド群 |
右上の交信デ−タ−の印刷部分が全く同じ。 カ−ドを斜めに透かしてみると、インクの光沢まで同じです。
( これは 同一の印刷機で印刷されていますな。 )
おもて面の印刷は
デザイン面 カラ−印刷です。 |
今回 BUROから届いた分でこれだけ有りました。
『 何時からこんなサ−ビスをやっていたのだろう? 』と手持ちの以前のQSLカ−ドを見返していましたら、 少なくとも今年の2月にBUROから届いた中に 4枚も今回と同じデ−タ−印刷のカ−ドを見つける事ができました。
QRコ−ドが印刷されたカ−ドと違って、デ−タ−部分以外は本当に変化に富んだ印刷だったので、今迄気付きませんでしたよ。
あと、QSLカ−ドの印刷だけでデ−タ−面が手書き用の白紙カ−ドの販売もしているようです。( こちらはかなり以前からのようです。 本格的なカ−ド屋さんやね。 )
今回の分にも『 これやな 』と思われる手書きのQSLカ−ドも数枚有りました。
今回 QRコ−ド付きのQSLカ−ドが有りましたので、ADIFデ−タ−の印刷からやっているのだとやっと気付いた訳ですわ。
( 私だけが知らなかったようです。 トホホホ、、、、。
ブログの自己紹介文にも記入しているように、本当に世間様よりも 2周も3周も遅れてしまっていますな。)
DARK QSL-Service
今回調べたDARCのサイトのQSLに関する説明。 |
左下に今回のQRコ−ドのQSLが半分隠れていますね。 右下は手書き用のQSLカ−ドですね。
料金表。 ドイツの消費税は19%ですか。 |
今調べた euroの ¥レ−トでは1000枚迄印刷する権利の値段はと?
ですので DARCメンバ−なら 79euroになりますので 1枚当たり ¥10.6 で ADIFデ−タ−での受け付け、印刷、転送作業を全てやってくれる訳ですね。
意外と『 安い 』と思いました。
枚数が少数でも、多数でも単価の値段は殆ど変わりませんな。 いわゆる オンデマンド印刷というヤツですな。 QSLカ−ドは1枚1枚デ−タ−面の印刷は変わりますので、原価は枚数に関係無く同じと言う訳ですね。
DARCメンバ−以外でも割増金を払えばこの転送システムを利用できる訳ですな。
さらに 例えばもうすでにやっているのかもしれませんが、DA1***局と転送作業員が入力したらサ−バ−に溜められているデ−タ−から A局、B局、C局等からのDA1***局へのQSLカ−ドが目の前に印刷されて出てきて、手で区分けした従来の紙のQSLカ−ドと一緒にして郵送するようにすれば大幅な転送作業員の負担軽減になりますね。
こんなオンデマンド印刷ということは、いまだに人海戦術で転送作業をしているJARLが率先してやるべき事なのでしょうけども。
DARKのこのシステムで例えれば、JARLの会員にならなくても低料金でJARLのBUROの転送システムを利用できるようになるのですね。 日本じゃますますJARLの会員に留まる会員が減りますので、JARLはこのDARKのシステムを知っていても採用しないと言う訳ですね? 知らぬは一般のJARL会員のみですか、、、、。
DXペディションなどでは民間の業者がこのような事をしているとは以前から聞いてはいましたが、 まさかドイツのBURO DARC 自体が商売しているとは驚きました。
QSLカ−ドを転送する組織自身が こんな商売をしたら強いですね。
しかも 1枚毎に転送手数料が含まれていますので、日本のJARLでのQSLの少数発行派の方達が特に不満に思われている不公平感が払拭されますね。
本当に日本のJARLもここまでの『 商売気を出したらエエんじゃないかな? 』 と思いましたよ。
( QSLカ−ド屋さんへの遠慮?? 変化を嫌う老害???
でも、儲けなきゃ! 元気が残っている間に何とかしないと、 JARLの破綻は目の前ですよ。 )
数が出ないJARLの規格カ−ドの販売だけと比べたら 天と地程の差がありますな。
長々とお付き合いくださり ありがとう。 では、 また 宜しくね。